2011-08-26

8月23日のアメリカ東部の地震とインターネットトラフィック

By Taro Yamazaki  |  23:00 No comments

comScoreのブログ、「Internet Seismometer Off the Charts from Yesterday’s Quake」から。
8月23日の午後1時51分、アメリカ東部でマグニチュード5.8の地震が発生しました。大きな被害はなかったようですが、この地方は前回の地震から90年以上経過しているとあって、人生初の地震体験となった方も多かったようです。

インターネット・トラフィックを調査しているcomScoreのブログでは、この地震が発生した前後のトラフィックのグラフが掲載されています。PCのトラフィックとモバイルのトラフィックそれぞれのグラフが掲載されていますが、いずれも左の軸は通常のトラフィックとの比率(100%が通常時の平均)、下の軸が時刻です。震源地からの距離に応じて折れ線の色が分けられています。





これでわかるのは、
  • 地震が起きる1時51分までのPCのトラフィックはほぼ100%(いつも通り)。モバイルのトラフィックはバラつきがあるようですね。
  • 地震直後、PCのトラフィックは一気に減少。特に震源地に近いところほど減少幅が大きくなっています。多くの人がPCを離れたり、屋外に逃げたりしたということでしょう。
  • 地震発生後10分を経過すると、今度はPCのトラフィックが一気に上昇。これも震源地に近いところほど上昇幅が大きくなっています。モバイルについても大幅にトラフィックが上昇しています。
  • その後徐々にトラフィックは下降していくが、全体的に通常時よりは高いトラフィックとなっています。
日本の東日本大震災においても、さまざまな報道でインターネットの活用が取り上げられました。震度5だった東京でも、携帯電話はほとんどつながらない時間が続きましたが、インターネットはほぼ問題なく使用できました。Twitterが活用されたことが報道されたのも記憶に新しいところです。もちろん、災害時に常にインターネットがつながるわけではありませんが、テレビやラジオなどと同様の情報収集ツールであることに加え、相互に連絡を取り合うためのコミュニケーションのツールとしても有用であることは間違いないと言えるでしょう。今回のレポートでも、多くの人が災害直後の情報収集やコミュニケーションのためにインターネットを利用したことがはっきり示されています。

スタッフの安否確認や在宅勤務体制の確立などを含め、企業においてのインターネットを活用した災害対策が進められてきていますが、まだまだ本格的に導入が進むには至っていません。大企業だけでなく、(特に非常時の対策などにあまりコストをかけられない)中小企業でも活用できる使いやすいソリューションがないかどうか、私も引き続きアンテナを張っていきたいと思います。


Author: Taro Yamazaki

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